安心して水を飲むために。天然水の成分

体の60%以上が水でできているといわれるほど、人と水は密接な繋がりがあります。毎日の健康のためにも、安全性の高い水を美味しく飲みたいところです。

栄養豊富な水として人気なのが、ペットボトルでも売られているような天然水です。天然水には、4大ミネラルという成分が含まれています。カルシウムやナトリウム、カリウムにマグネシウムです。

カルシウムは骨を丈夫にする成分として、よく知られています。特に女性は閉経後に骨密度が下がる傾向が強くなるため、日常的にカルシウムを摂取することが大切です。天然水なら毎日飲みやすいため、骨粗しょう症の予防に最適です。

ナトリウムは塩分です。塩分が不足すると、ふらついたり、痙攣を起こす、最悪の場合には命の危険に陥ることもあります。天然水には微量のナトリウムが含まれ、水分が余分な塩分を排出することから、たくさん飲んでも塩分を取り過ぎる心配はありません。

カリウムには増えすぎたナトリウムを排出する効果があります。血圧を下げる作用を持つため、高血圧の症状がある人なら、積極的に摂取したい成分になります。筋肉をスムーズに動かす際にも役立ちます。

マグネシウムはカルシウムと結びつくことで、骨を作り出します。神経の興奮を落ち着かせる効果があり、リラックスした状態を維持しやすくなります。

この他にも、天然水には血糖値を下げる効果のあるバナジウムが含まれています。生活習慣病が気になる人に、おすすめの成分です。
一方の水道局から運ばれる、いわゆる水道水ですが、これにもきちんと栄養が含まれています。安全に飲めるように、塩素で殺菌されているのが特徴です。

正しい「水分補給」って?体に必要な「水」の考え方

水というのは生命維持に欠かせない物であり、水分が足りないと人間は生きていけません。

暑い日の熱中症対策にも水分補給がもっとも大事です。一日の水分補給と体から出ていく水分はほぼ同じです。

特にスポーツをするときは水分補給をし、脱水症状を防ぐことが特に大切です。スポーツをしているときや暑い日などは、汗もかくのでどんどん体から水分が失われていきます。体内から4~5%の水分が失われてしまうと吐き気や頭痛、だるさなどの症状が出て、それ以上失われると脱水症状の危険が起きます。スポーツをしているときは細心の注意を払って水分補給をすることが重要です。

また、最近ではエコノミークラス症候群という言葉もよく聞きます。エコノミークラス症候群は飛行機に限ったことではなく、車で数日間寝泊まりしても同じような状況になります。このメカニズムは、例えば飛行機でも車でも温度や湿度の条件が砂漠地帯と同じだと言われており、放っておくと体からどんどん水分が失われていくことになります。また、血流も滞ってしまいます。飛行機は12時間程度のフライトで約一リットルの水分がなくなると言われています。エコノミークラス症候群に陥る前に、水分補給はしておきましょう。

現在は飲料が発達して様々な清涼飲料水があります。しかし、基本的な条件はただの水を飲むことです。これが正しい水分補給になります。アルコールは利尿作用がありますので、かえって体内の水分が失われてしまいます。また、お茶やコーヒー、紅茶などもカフェインが含まれており、カフェインにも利尿作用があるので、水分補給には向きません。脱水症状にならないためには、運動の前後、飛行機に乗る前、寝る前、朝起きた時などにコップ一杯の水を飲みましょう。

また、お年寄りには注意が必要です。お年寄りは年齢のため喉の渇きが鈍くなり、熱中症などにかかりやすくなります。ご家庭にお年寄りがいるかたはこまめにチェックをし、冷えた水を飲ませるようにしましょう。冷たい水のほうが吸収がよいとされているので、なるべく冷やした水がいいと思います。しかし体内の冷やしすぎもまた体調不良や病気に繋がるので、臨機応変に対応していきましょう。

「硬水」と「軟水」の違いは?

「水」と一口に言っても、成分の含有量や製造法などでさまざまに分類され、それぞれに呼び名があります。

今回は「硬水」と「軟水」の違いについてです。

水にはカルシウムやマグネシウムが含まれていますが、その含有量によって「硬度」いう数値が決められます。硬度は以下の式で求められます。

硬度=カルシウム量(mg/l)×2.5+マグネシウム量(mg/l)×4

WHOの基準では、硬度が120mg/l未満の水を「軟水」、120mg/l以上を「硬水」とされます。また一般的には、硬度が100mg/l未満を「軟水」、301mg/l以上を「硬水」とし、101~300mg/lの場合は「中硬水」に分類されます。

軟水はカルシウムとマグネシウムの含有量が比較的少ないため、口当たりが良くさっぱりとした飲み口で、身体への刺激が少なく、安心して飲める水と言えます。また素材の味を引き出しやすいので料理にも向き、洗剤の泡立ちが良いため洗濯にも適しています。なお、日本の水道水はほとんどが軟水です。

硬水はカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの含有量が比較的多いため、苦みがあり、口当たりが重く感じます。またお米の炊きあがりが硬くなったり、昆布や鰹節の出汁が出にくくなるなど、日本の料理には少し使いにくいです。

しかしカルシウムやマグネシウムが多く含まれているという事は、それらが不足している時の補給には適しているという事でもあります。

現に、ミネラルが不足しがちな肉料理がメインの欧米では、硬水がよく使われています。また、便秘薬にも用いられるマグネシウムが多く含まれているため、便秘の解消のために飲む方も多いようです。ただし、体質や量によっては下痢をしてしまうこともあるため注意が必要です。